【ピックアップ】EIA:2018年の米国の炭化水素ガス液の生産量が1日あたり500万バレルに
2019年6月4日付にて、米国エネルギー情報局(EIA:The U.S. Energy Information Administration)のウェブサイトに、2018年、同国の炭化水素ガス液(HGLs:Hydrocarbon Gas Liquids)の生産量が、日産500万バレルに到達した旨の報告があった。
天然ガスの処理プラントで作られているHGLsを天然ガスプラント液(NGPLs:Natural Gas Plant Liquids)と言う。掘削した天然ガスは、専用の施設で処理することで、エタン、プロパン、ブタン、天然ガソリンなどで構成されるNGPLsとして分離される。
2018年のHGLsの年間生産量は、2017年比で13%増(約50万バレル/日の増加)となっている。2010年以降、米国におけるHGLs製品の生産量は増加の一途をたどっており、2018年には1日あたりの平均生産量が1013億立方フィート(約28.7億立米)になった。
HGLs製品の2/3はエタンとプロパンである。特に2018年のエタンの需要は、石油化学の分野で伸びを見せた。プラスチックや樹脂類の原料となるエチレン精製のためだ。
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