2011年3月の東日本大震災による福島第一原発での事故以降、我が国では原発を補完可能なエネルギーの確保について活発な議論がなされております。こうした中、電力・ガスの全面自由化の流れから、再生可能エネルギーのみならず、化石燃料中最もクリーンな天然ガスにそのエネルギー源をシフトさせる動きが、近年、特に顕著に見られるようになってきています。 一般社団法人 四国天然ガス普及協会では、本会社員企業の協力により、天然ガスの活用もしくは天然ガスに関係した各種事業の開発・提案等を行っています。
天然ガス関連 事業化調査 | 将来的に日本とロシアを結ぶ天然ガスパイプラインが敷設される可能性及びその敷設ルートが付近を通ると予想される福島県相馬港周辺からの天然ガスの四国等向けの海上輸送と、四国等における天然ガスの取扱及びその他関連事業の事業性等について調査・検証しています。 |
四国事業 実施体の組成 | 四国における天然ガスを活用した各種事業実施に向け、天然ガス利用事業実施体創設のための準備を行っています。本会は同実施体の事業性調査やその他事業に必要と思われる情報の共有・蓄積、天然ガス事業への参加意向・興味のある事業者への各種協力の呼びかけ等を行っています。 |
地域での天然ガス 利用に向け | 天然ガスを専用のCNG(圧縮天然ガス)タンクにつめて輸送し、様々な形で活用する方法を検証します。特にパイプライン未敷設地でのガス利用、災害発生時利用(例:ヘリ輸送可能な小型コージェネレーション発電機の発電用燃料として)、タクシー・バス・トラック・小型漁船の燃料としての利用などを想定しています。 |
電力・ガス全面自由化下に おける天然ガス利用 | 食品小売(地方の六次産品等)などの分野では当たり前のように行われている商品の付加価値化、商品へのストーリー性付与、商品の開発思想やコンセプトの発信、これらが、電力・ガスを買う需要家・消費者に重視され、より強く求められる時代が来ています。こうした時代に合わせ、天然ガスを活用した公益的性質のある収益事業の新しいカタチを模索しています。 |
PL敷設ルート の検証 | 政府が検討する全国規模のガスパイプライン網の整備が仮に進められた場合の、四国等におけるパイプライン敷設候補ルートの検証を行います。また、敷設パイプライン経由で得られた天然ガスの改質による水素の取り出しや天然ガスの高度利用などについて、どのように進展・発展させられるかも併せて検証します。 |
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