2019年5月3日付けにて、Institute for Energy Researchのウェブサイトに、天然ガスの輸送方法に関するコラムが掲載された。

天然ガスパイプラインは、建設コスト、環境、効率の各面においてアドバンテージを有し、多くの受益者を生みだせる社会性の高いエネルギーインフラである。とはいえ、需要のある/なしにかかわらず、パイプラインが整備されていない地域があるのは、日本もアメリカも同様のようだ。同コラムでは、アメリカの、特に北東部におけるパイプラインの状況についての解説がなされている。

一時は石炭の輸送で湧いた鉄道による石炭輸送産業も、以前ほどの活況は見られない。そうした中、輸送手段として合理的かつ一般消費者にとっては廉価になり得るパイプラインによるガス輸送ではなく、LNG形態での鉄道輸送を優先する政治的な動きが見られているようである。

詳しくは下記を参照のこと。

IERは1989年に設立された、米・ワシントンDCに本拠地をおく非営利組織である。個人・財団法人・一般事業者など民間からの寄付金で活動している。

【 参照元 】IER | Pipeline Bans Make Transporting Natural Gas by Rail an Economic Necessity