2019年5月17日付にて、露・ガスプロム(Gazprom)が新たに2つのガス田をヤマル半島沖で発見した旨、同社ウェブサイトに掲載した。

ロシア連邦鉱物資源庁(The Federal Agency for Mineral Resources)は、ガスプロムの探査により新たに発見され、ディンコフ田(Dinkov field)及びニヤルメイスコェ田(Nyarmeyskoye field)と名付けられた、ヤマル半島沖の2つの油・ガス田について、同国国家鉱量委員会(The State Reserves Commission)の見解を正式に承認した。

ディンコフ田は、カラ海のルサノフスキー鉱区(Rusanovsky licensed block)内にある。当田の可採埋蔵量:計3907億立米はC1+C2にカテゴライズされている。また、ニヤルメイスコェ田は、同じくカラ海のニヤルメイスキー鉱区(Nyarmeysky licensed block)内に位置し、可採埋蔵量:計1208億立米はC1+C2にカテゴライズされている。

ガスプロムは、2013年にルサノフスキー及びニヤルメイスキー両鉱区の地下使用権を獲得しており、2018年に両探査井の掘削を開始した。詳しい内容については、ガスプロムのウェブサイトを参照のこと。

なお、カテゴリーのC1は「商業化可能とみなせる量の石油またはガスの産出が確認されたか、あるいは地質学的・地球物 理学的調査の結果に基づいて商業量の産出が期待できる埋蔵量」、C2は「C1以上のカテゴリーとして承認された部分を含む鉱床の未探鉱の部分の埋蔵量」とされている。(引用:JOGMEC 資料)

【 参照元 】Gazprom | Gazprom discovers two new fields containing over 500 billion cubic meters of gas on Yamal shelf