JOGMEC:ロシア情勢(2021年6月 モスクワ事務所)
2021年7月15日付にて、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC) のウェブサイトに、同法人モスクワ事務所・豊島 厚二氏ならびに秋月 悠也 氏による、ロシア情勢に関する報告書(2021年6月分)が掲載されました。
詳しくは下記を参照のこと。
【 参照元 】JOGMEC | ロシア情勢(2021年6月 モスクワ事務所)
2021年7月15日付にて、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC) のウェブサイトに、同法人モスクワ事務所・豊島 厚二氏ならびに秋月 悠也 氏による、ロシア情勢に関する報告書(2021年6月分)が掲載されました。
詳しくは下記を参照のこと。
【 参照元 】JOGMEC | ロシア情勢(2021年6月 モスクワ事務所)
2021年6月17日付にて、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC) のウェブサイトに、同法人モスクワ事務所・豊島 厚二氏ならびに秋月 悠也 氏による、ロシア情勢に関する報告書(2021年5月分)が掲載されました。
詳しくは下記を参照のこと。
【 参照元 】JOGMEC | ロシア情勢(2021年5月 モスクワ事務所)
2021年6月2日から5日までの4日間、ロシア連邦のサンクトペテルブルク市において、SPIEF2021(St.Peterburg International Forum/ サンクトペテルブルク国際経済フォーラム)が開催された。
同フォーラムは1997年に第一回を開催し、今回で24回目となる。
6月4日(金)のプレナリーセッションにおいて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の基調講演が行われ、その冒頭、ロシア・ドイツ間を結ぶ天然ガスパイプライン「Nord Stream 2(ノルドストリーム2)」の2本のうちの1本の敷設が完了した旨の発言があった。
その他大小のセッションが行われたが、ここでは、Gazprom/ガスプロムのプレスリリースから、フォーラム開催期間中の同社の動きを一部ご紹介する。
Kuzbass/クズバスにおけるガス供給とインフラ整備の拡大
CBM(Coalbed Methane/ コールベッドメタン)の液化事業を含むエネルギープロジェクトの推進。Gazprom Dobycha Kuznetskにより、Naryksko-Ostashkinskoyeの地質調査が行われている。製造されたCBMは、CBMの生産拠点の近隣に設置予定の小規模LNGプラントにて、当初は年26,000トンのペースでLNG化する計画。
上記については、炭田開発技術・設備の向上、炭層ガス貯留層からのガス生産やその後の加工・液化などについて、GazpromのAlexey Miller 氏、Denis Manturov ロシア連邦 産業貿易省 大臣、Sergey Tsivilev ケメロヴァ州知事の三者により、同意書への署名がなされた。
ガス加工関係 RusKhimAlyansのEPC契約
RusKhimAlyans、Linde、Renaissance Heavy Industriesの三社は、EPC契約の締結を行った。Linde と Renaissance Heavy Industries からなるコンソーシアムはUst-Lugaに近いGPCでの設備導入、関連する建設、ガス加工の試運転、オフサイトの設備設置などを請け負う。本契約により、早ければ今年の6月中には諸作業が始まる予定。(GPCオペレーターのRusKhimAlyansは、GazpromとRusGazDobycha のジョイントベンチャー)
ガス加工関係 その他
RusKhimAlyans と SOGAZ によるMOUへの署名:RusKhimAlyansの投資プロジェクト実施にかかる保険運用に関する戦略的パートナーシップ。
Gazprom と SIBUR Holdings による連携協定への署名:SIBURのAmur Gas Chemical Complex (GCC) の建設に向けた、Gazprom 保有の Amur Gas Processing Plant(GPP) の長期的な共同利用に関する基本条件の確認。
GazpromとCaspian Innovation Company (CIC)によるLPG供給に関する仮契約:GazpromのAstrakhan GPP から、CICが設置予定のAstrakhan GCCへの20年間のLPG供給
詳細は以下を参照のこと。
【 参照元 】
SPIEF | HOME
Gazprom | Gas use-related agreements signed
Gazprom | Gas processing-related documents signed
Gazprom | Five-year program for gas supply and gas infrastructure expansion in Sakhalin Region going on schedule
Gazprom | Gazprom and OMV maintaining strategic cooperation
Gazprom | Gazprom and ENGIE discuss cooperation-related issues
Gazprom | Gazprom and TotalEnergies discuss joint projects
Gazprom | Gazprom and Uniper discuss further cooperation
Gazprom | Gazprom and Wintershall Dea emphasize importance of natural gas for transition to low-carbon economy in Europe
TASS | First string of Nord Stream 2 completed on June 4
TASS | Second Nord Stream 2 line to be completed within 1.5-2 months — Putin
2021年6月4日、「令和2年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書)」が閣議決定された旨、経済産業省のウェブサイトに掲載された。
エネルギー白書は、エネルギー政策基本法 (平成14年法律第71号) 第11条に基づき、政府がエネルギーの需給に関して講じた施策の概況について国会に提出する報告書。今回で18回目の報告となる。
今年度のエネルギー白書の主な内容は次のとおり
詳しくは下記を参照のこと。
【 参照元 】経済産業省 | 「令和2年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書)」が閣議決定されました
2021年5月24日付の世界経済評論 IMPACTに、立教大学経済学部 教授・蓮見 雄 氏による、欧州のエネルギーインフラと、将来的な天然ガスパイプラインの運用方転換についての論考が掲載された。
詳細は以下を参照のこと。
【 参照元 】世界経済評論 | 天然ガスの道から水素の道へ
2021年5月29日付のTASSにて、ロシアとパキスタンは、パキスタンストリームの建設に関するプロトコールに合意した旨、報道された。
ロシアのNikolai Shulginov(ニコライ・シュルギノフ)エネルギー大臣とShafqat Ali Khan(シャフカット・アリ・カーン)駐ロシア・パキスタン大使は、パキスタン・ストリーム・ガスパイプライン建設プロジェクトを近い将来開始する旨の書面を取り交わした。本プロジェクトの実現により、パキスタンのエネルギー安全保障の強化とともに、他の化石燃料と比べて環境性に優れた天然ガスの利用拡大を図るとしている。
本プロジェクトは、以前は南北パイプラインとして知られていた。南北ガスパイプラインの建設に関する政府間協定は、2015年10月に締結されていたものの、プロジェクトの実施については、その後、幾度かにわたって延期されていた。
詳細は以下を参照のこと。
2021年5月26日付にて、フランスのエネルギー大手・TotalEnergies社は、フランスにて水素モビリティーを推進するHysetcoの株式を取得した旨、同社の公式ウェブサイトに掲載した。
Hysetoは水素ステーションの運営で知られるHypeブランドのもと、2015年にフランスのイル=ド=フランス地域圏にて活動を始めた。現在、同社はパリ市内で約700台のタクシーを運行している。一部、ディーゼルエンジンの車両はあるものの、2024年までに水素車両と入れ替えていく計画。
今回、TotalEnergiesはHysetcoの20%の株式を取得した。既存株主のSTEP (Société du Taxi Electrique Parisien)、Air Liquide、 Toyota、Kourosなどの取り組みに参画した格好だ。
※2021年5月28日開催の株主総会の決議により、Total SEは、同社の社名をTotalEnergies SEへと正式に変更
詳しくは下記を参照のこと。
2021年5月24日付にて、オーストラリアのパースを本拠地とするFuture Energy Exports Cooperative Research Centre (FEnEx CRC) は、LNGバリューチェーンの効率化に関する研究を行う契約を、日本のエネルギー大手・INPEX(国際石油開発帝石)と締結した旨、同センターの公式ウェブサイトに掲載した。
本契約には研究助成金として150万豪ドルの拠出のほか、LNGバリューチェーンの効率化や新しい水素エネルギー等に関する研究が含まれている。
INPEXでは、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ、2030年までにスコープ1+スコープ2の排出量を30%削減するとの目標を立てている。本件共同研究は、目標実現のための取り組みの一環と考えられる。
詳しくは下記を参照のこと。
【 参照元 】FEnEx CRC | FEnEx CRC welcomes INPEX Australia as a new Core Participant
2021年5月21日付にて、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC) のウェブサイトに、同法人調査部・原田 大輔 氏による、ロシア政府及び石油ガス会社による世界的な脱炭素対応の動きについてのレポートが掲載された。
詳しくは下記を参照のこと。
【 参照元 】JOGMEC | 脱炭素という世界の潮流に対するロシア政府及び石油ガス会社による対応の現状
2021年5月20日付にて、三菱商事 株式会社ならびにエア・ウォーター 株式会社は、両社共同で推進する「小規模分散型LNG充填所ネットワーク構築による大型トラック物流の低炭素化手法の実証事業」が、環境省実施の「令和3年度 CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」として採択された旨、両社のウェブサイトに掲載された。
今回両社が共同開発したのは、日本初の可搬型LNG充填設備。設備を小型化することにより、同設備を輸送事業者等の物流施設にあるトラック1台分の駐車スペースに設置できるようになった。
1台のLNG充填にかかる時間は約10分。1日当たり50台~60台のLNGトラックに燃料の充填が可能。また、IoTの利用によって、LNG充填ボックス内のLNG在庫量を遠隔監視することができるため、在庫の適時適量化やLNG充填環境の安定的な運用にも有効である。
加えて、LNGのボイルオフガスを燃料とした電源自立型コージェネ発電システムを搭載しているため、大規模停電が発生した場合であっても、LNGトラックへの燃料充填が可能となっている。
詳しくは下記を参照のこと。
【 参照元 】
三菱商事 | 北海道におけるLNGトラック向け小型LNG充填設備の実証事業 環境省に採択
エア・ウォーター | 北海道におけるLNGトラック向け小型LNG充填設備の実証事業 環境省に採択