2019年11月29日付にて、みずほ情報総研 株式会社のウェブサイトに、低炭素化社会への移行を現実的に進めるにあたり、カーボンオフセットはその手段となり得るとしたコラムが掲載された。同コラムは、みずほ情報総研 環境エネルギー第2部 藤間 義人 氏による。

再生可能エネルギーの導入に関しては、日本と、例えばアメリカでは、国土の面積や地理的条件、自然環境、機器の製造・導入にともなう各種コストなど様々な要素が違うため、「他国ではこれだけ進んでいるのに」といった単純な比較は意味をなさない。とはいえ、世界的に進むESG志向は今後も拡大し、特に企業に対しては、その姿勢が一般消費者を始め、法人顧客や投融資家らの何らかの判断材料になってしまう機会が増えていくだろう。

藤間氏は、Energy Transitions Commissionが2018年に発表したレポートにおいて、特に鉄鋼、化学、セメント、輸送産業(航空・船舶・自動車)の移行手段として、カーボンオフセットおよび天然ガスは有用であると評価したことを引用し、CO2フリーメタンや水素の利用が当たり前となる社会に向けての現実的なプロセスとして、世界的に活用され出しているカーボンオフセットの利用が有効足り得るのではないかとした提案を行っている。

詳しくは下記を参照のこと。

【 参照元 】みずほ情報総研 | カーボンオフセットは、低炭素化の新たな選択肢になりうるか?