2019年10月18日付にて、オランダのアムステルダムに本拠を置く『トルコストリーム』プロジェクト(TurkStream Project)の事業会社、サウス・ストリーム・トランズポート社(South Stream Transport B.V.)は、トルコストリームの試験運用のために、同パイプラインの第一レーンに天然ガスを注入し始めた旨、同社のウェブサイトに掲載した。

今回の試験運用は、2019年末に予定している商業運転開始に向けたものである。第一レーンへの天然ガス充填が済んで後、第二レーンへの天然ガス充填が行われる。

トルコストリーム(TrukStream)は、ロシア西部のアナパ(Anapa)近辺から、黒海を通って、トルコ西部のトラキア地域キイコイ(Kiyikoy)にあるターミナルを結ぶ、2本で構成された全長約930kmの海底パイプラインである。年315億立米の天然ガスを輸送する計画。同パイプラインは、長さ12m、直径32inch(約81cm)のパイプをつなぎ合わせ、最大深度約2200メートルの黒海に、一日平均5km程度、最高記録6.3km/日のペースで敷設された。

詳しくは以下を参照のこと。

【 参照元 】
South Stream Transport B.V. | The filling of the first line of TurkStream with natural gas as part of commissioning activities has started
Gazprom Export | The Filling of the First Line of TurkStream with Natural Gas As Part of Commissioning Activities Has Started