2019年8月3日付にて、ロシア・ドイツ間を結ぶ天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2/ Nord Stream 2」に使用される最後のパイプが、スウェーデンのカールスハムン港を離れた旨、Nord Stream 2 AGのウェブサイトに掲載された。

2017年10月7日より、約39,000本のパイプがカールスハムン港から出荷された。この内、概ね37,000本がスウェーデン部分での敷設に使われた。ピーク時には最大140名が、本プロジェクトの関係からカールスハムン港で働いており、その殆どが地元雇用である。

510kmにおよぶスウェーデン部分の敷設作業はほぼ終了し、2本目のパイプラインの敷設作業は2019年9月に再開される。10月中には2本目も完成する予定だ。

また、上記とは別件だが、ノルド・ストリーム2の敷設作業と並行し、すでに敷設されているノルド・ストリームでは、年一回実施しているパイプラインの定期メンテナンスが行われたようだ。7月16日から開始し、27日には稼働を再開させている。

こうした定期メンテナンスは、long-term Pipeline Integrity Management Strategyとして実施されている。長期間、安定的かつ安全に、ヨーロッパに向けて天然ガスを輸出するための運用戦略ということだ。

詳しくは下記を参照のこと。

【 参照元 】
Nord Stream 2 AG | Last Pipe Leaves Port of Karlhamn
Nord Stream AG | Nord Stream Pipeline Resumes Transmission After 2019 Maintenance Works are Fully Completed