2019年6月26日付にて、多様な水素化物等を水素源として安価かつ大量の水素を製造する、二酸化炭素を排出しないコア技術の可能性調査を開始した旨、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)のウェブサイトにて発表された。

NEDOでは、2040年以降の社会を見据えた「水素利用等先導研究開発事業」を実施しており、カーボンフリーエネルギーの新たなオプションとして、水素の可能性を広げるべく各種取り組んでいる。

本事業では、技術的新規性の低いもの、二酸化炭素を排出しないという意味における CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)を必要とするもの、水電解水素製造技術等 NEDOで既に実施しているものを除くとしている。基本は、メタンから固体炭素と水素を連続的に製造するための触媒探索と、同触媒を用いた熱化学的メタン分解による水素製造プロセスを開発することで、炭素を大気に放出することのない、CO2フリーな水素製造技術を確立するところがポイントと言える。

詳しくは下記を参照のこと。

【 参照元 】NEDO | 炭化水素等を活用した二酸化炭素を排出しない水素製造技術調査について