2019年4月3日付のメディア向け情報として、Dmitry Medvedev 露・首相と露・ガスプロムのAlexey Miller 氏が会談を行った旨、同社ウェブサイトに掲載された。

同会談で特に触れられたのは輸入代替品についてである。現在、ロシアは西側諸国からの経済制裁を受けているため、ロシアとビジネスを行っている西側諸国企業の中には、商取引上、困難なことが種々発生するものと推察される。そうした中、これまでは輸入に頼っていたようなものを、国内調達に切り替えようとの動きがロシアで出ている。

Miller氏によると、2018年の実績として、Gazpromは全調達品の99.7%を国内から調達している。特に、同社使用のパイプについては、ここ数年、国内調達100%を維持している。

また、Miller氏はITについても言及している。現在、Gazpromでは、ガス供給プロセスのデジタル化とともに、オペレーション面でのDLT(分散型台帳技術)の実装を進めているとのこと。Gazprombankとの共同作業ではあるが、契約の締結、モニタリング、履行のプロセスを自動化するための技術的土台を作りつつある。これにより、ガス使用量に対する支払いの計算や利潤確保の省力化にもつながる。

詳しい内容については、Gazpromのウェブサイトを参照のこと。

【 参照元 】Gazprom | Alexey Miller briefs Dmitry Medvedev on Gazprom’s efforts in import substitution and digital technologies