2019年4月2日付にて、露・ガスプロムのウェブサイトに、同社取締役会議長 Viktor Zubkov 氏による天然ガス車(NGV)に関するミーティングが開かれた旨、掲載された。

同ミーティングには、露・エネルギー省副大臣 Anton Inyutsyn 氏、同じく産業貿易省副大臣 Alexander Morozov 氏、ガスプロム経営委員会メンバーで部長級のVladimir Markov 氏とVyacheslav Mikhalenko 氏、露・交通省の代表者、ロシア内外の自動車メーカーや金融関係者が集まった。

現在、ロシア国内の自動車メーカーが販売している天然ガス車は、一般的な乗用車、バス、トラック、クレーンなどの特殊車両を含め220車種を超える。しかしながら、2014年から2018年までの5年間、ロシアで製造された天然ガス車は20,000台に満たない。ロシア国内の天然ガス車市場を拡大させるのに十分とは言い難い数値である。同ミーティングでは、自動車燃料としての天然ガスの利用拡大を目指し、インフラを整備するとともに、手ごろでより幅広いラインナップの車種が必要であることが示された。

ロシア国内の天然ガス車両市場を拡大させることは、ガスプロムの経営戦略上、重要と判断されている。そのため、同社は、天然ガスを燃料とする車両の同国内メーカー(AVTOVAZ、KAMAZ、GAZ Group、UAZ、Kirovsky Zavod、ATS、Sinara-Transport Machines、Concern Tractor Plants、Kurgan Plant of Road Machines、VOLGABUS、KOMMASH-GRAZ)と提携関係にある。詳しくは、ガスプロムのウェブサイトを参照のこと。

【 参照元 】Gazprom
1. Viktor Zubkov: broad lineup of natural gas-powered vehicles essential to developing NGV market
2. Gas use in vehicles