2019年4月11日付にて、Nord Stream 2 AGのウェブサイトに、Nord Stream 2の敷設状況に関するプレスリリースが掲載された。

現時点でフィンランド、スウェーデン、ドイツの各海域の敷設作業について、1000km分のパイプライン敷設を終え、なおプロジェクトは進行中である。全長1230kmにもおよぶ当パイプライン敷設プロジェクトの8割以上の工程を終えたことになる。

Nord Stream 2の敷設には、およそ1300人の作業員やサポートスタッフらと、スイスに本拠を置くAllseas所有のパイプライン敷設専用船2隻(SolitaireとPioneering Spirit)があたっている。敷設スピードの最高記録は4.7km/日とのこと。(宗谷海峡は幅42kmであるため、仮に同じスピードで作業が進めば、日ロ間のパイプライン敷設が10日も待たずに済むような速さである)

また、フィンランドに本拠を置くWascoが、Kotkaにある同社プラントでのスチールパイプおよそ101,000本分のコンクリートコーティングを終えた旨もリリースされている。

詳細はNord Stream 2 AGのウェブサイトを参照のこと。

【 参照元 】Nord Stream 2 AG | 1,000 Kilometres of the Nord Stream 2 Pipeline Laid