2021年2月14日・16日・19日の各日付にて、2月13日(土)23 時8分ごろに発生した、福島県沖を震源とする地震のJAPEX社施設の被害と対応の状況について、同社のウェブサイトに掲載された。

相馬LNG基地(福島県相馬郡新地町)

被害の状況と安全性の確認のため、当該基地設備の操業を一時停止。地震発生直後のガス供給業務停止にともない、LNG貯蔵タンクで貯蔵中のLNGが一部気化したため、安全に放散する措置として同ガスの燃焼を実施した。

LNGの気化とJAPEX社のガスパイプライン網へのガス送出やローリーでのLNG出荷にかかる設備については、早期の再稼働が可能と判断できたため、2月15 日(月)に試運転を実施。

安全性に問題ないとのその後の判断から、2月16日午後より、ガスパイプライン網へのLNG気化ガスの送出と、ローリーでのLNG出荷に係る操業を再開。続いて、2月19 日(金)、福島天然ガス発電所向けの発電用燃料の供給を再開した。

福島天然ガス発電所(福島県 相馬郡 新地町)

地震発生後、福島ガス発電 株式会社(FGP)が運営する福島天然ガス発電所の発電設備は自動停止。相馬 LNG基地の操業停止にともない、当該発電所への発電燃料となるLNG気化ガスの供給が停止していたため、14日時点では再開時期未定との発表。

2月19 日(金)、LNG基地の発電所向けガス送出設備の安全性の確認などを経て、福島天然ガス発電所向けの発電用燃料の供給を再開。これにともない、当該発電所の1号機・2号機ともに運転が再開された。

詳しくは下記を参照のこと。

【 参照元 】JAPEX | プレスリリース