2020年4月23日付にて、住友商事 株式会社(東京)は、アフリカのサブサハラ地域における未電化地域の生活環境の改善と、新たな分散型電源事業への参入を目的に、同地域でミニグリッド事業を展開するWindGen Power USA, Inc.(本社:ケニア共和国 ナイロビ)に出資し、同事業に参画した旨、住友商事の公式ウェブサイトに掲載した。

アフリカのサブサハラ地域は6億人にものぼる人口をかかえる一方、人口密度が低いことから、大規模なエネルギーインフラの整備に大きな課題がある。PowerGen社は、太陽光パネル、蓄電池、配電系統、スマートメーターなどを組み合わせることで、ミニグリッド形成による電化率の向上に取り組んでおり、2011年の設立以降、ケニア、タンザニア、ナイジェリア、シエラレオネなどを中心に、サブサハラ地域8か国で事業を展開し、約15,000世帯に電力を供給している。

今回、住友商事はRoyal Dutch Shellとともに、PowerGen社の株式の約15%を取得したものと見られている。Royal Dutch ShellのCEO Ben van Beurden氏は、2030年までに、安定的な電力をサブサハラ地域に住む1億人に届けるとの意欲的な目標を掲げている。

詳しくは下記を参照のこと。

【 参照元 】
住友商事 | アフリカ サブサハラ地域でミニグリッド事業を展開するWindGen Power USA, Inc.への出資参画
Greentech Media | Shell and Sumitomo Buy 15 Percent Stake in Minigrid Firm PowerGen
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