2021年9月28日付にて、三井物産および三菱商事が出資するエネルギー会社「Sakhalin Energy/ サハリンエナジー社」は、日本の東邦ガス 株式会社(愛知)との間で、サハリン2由来のカーボンニュートラルLNG/ カーボンオフセットLNGの取引について合意した旨、Sakhalin Energy社のウェブサイトに掲載した。

カーボンニュートラルLNG/ カーボンオフセットLNGの両社間での取引は今回が初めてとなる。先ごろ開催された「Sakhalin Oil and Gas 2021 Far Eastern Energy Forum」において、両社が脱炭素にかかる協力関係を含む戦略的パートナーシップに関心を持っていることを確認、署名式には露・経済発展大臣のマクシム・レシェトニコフ/Maxim Reshetnikov、サハリン州知事・ヴァレリー・リマレンコ/ Valery Limarenko、Gazprom Export顧問のアレクサンドル・メドベージェフ/ Alexander Medvedevの3氏が立ち会った。第一回目となるカーゴの出発は10月初旬となる見込み。ロシアのガス輸送船「Grand Aniva」が、知多LNGターミナルへと輸送する。

9月30日、東邦ガスは、愛知銀行との間で「カーボンニュートラルな都市ガス」、「愛知県産再エネ由来の環境価値を用いたCO2フリー電力」に関する需給契約を締結しており、愛知銀行本店にて2021年10月から、当該カーボンニュートラルLNGが順次利用される見込み。これにより、愛知銀行は、オフィスで利用する都市ガス・電力を発生源とするCO2を約1,000トン削減できる。

詳細は以下を参照のこと。

【 参照元 】
Sakhalin Energy | Sakhalin Energy and Toho Gas: Agreement on the Delivery of the First Carbon Neutral LNG Cargo
東邦ガス | 東海3県の金融機関初 愛知銀行本店のエネルギーをカーボンニュートラル化 ~カーボンニュートラルな都市ガスと愛知県産再エネ電力を利用~