JXTGエネルギー株式会社と東京電力フュエル&パワー株式会社は、東京大井地区で実施する水素ステーション事業について基本合意した旨、2019年3月22日付で発表した。

 JXTGは、2020年度初めを目途に、東電FPが運営する大井火力発電所の敷地の一部で、敷地内に都市ガス改質型の水素製造装置を有するオンサイト方式の商用水素ステーション建設を目指す。東電FPは、大井火力発電所の敷地及びインフラ等を提供する。また、水素製造の原料は、JXTG、東電FP 等が出資する「扇島都市ガス供給株式会社」の都市ガスを使用する予定。

 現在、JXTGエネルギーは首都圏に27の水素ステーション(東京5、埼玉6、千葉3、茨城1、神奈川12)を設置している。今回設置予定の東京大井地区水素ステーションは世界有数の水素供給能力(600N㎥/時)を有しているが、ステーション内での水素供給機能のみではなく、首都圏の他のJXTG水素ステーションへの供給を目的に、水素の出荷機能も付与する計画である。

【 参照元 】JXTGエネルギー | 東京大井地区における水素ステーション事業に関する基本合意について(PDF)