2019年3月15日、ロシアのサンクトペテルブルクにて、露・ガスプロム(英語表記:Gazprom) のアレクセイ・ミレル氏と仏・エンジー(英語表記:Engie)のイザベル・コッフェル氏のワーキングミーティングが行われた。同ミーティングで、最近のフランスへのロシア産ガスの供給状況についても触れられたようである。

2018年のガスプロムによるフランス向け天然ガスの輸出量は129億立米となった。これは、2017年比で5.4%の増加である。2019年は引き続き増加の傾向にあり、2019年1月から同年3月14日までで、すでに2018年同期比1.9%増の25億立米の取引が行われている。

ガスプロムとエンジーは、ガス供給・輸送、技術開発、パーソナルトレーニングなどの分野で協力関係にあるほか、ともに「ノルド・ストリーム 2」に関わっている。「Nord Stream 2/ ノルド・ストリーム 2」 は、海底にパイプラインを敷設し、バルト海経由でロシア-ドイツ間をつなぐ、とした天然ガスパイプライン敷設プロジェクトである。2017年、同プロジェクトには、ガスプロムが100%出資するNord Stream 2 AGや、OMV、Shell、Uniper、Wintershalとともに、エンジーも資本協定にサインしている。

【 参照元 】ガスプロム ウェブサイト | http://www.gazprom.com/press/news/2019/march/article476904/