2019年6月20日付にて、フィンランドEEZ内での露独間天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2/ Nord Stream 2」の敷設作業に関わる環境アセスメント(環境影響評価)について、2018年版の年次レポートを公開した旨、Nord Stream 2 AGのウェブサイトに掲載された。

フィンランドにおける2018年 環境・技術モニタリングでは、海面下の騒音、水質、海流に焦点を当てている。フィンランドの環境コンサルティング会社 Sitowise が影響評価レポートを作成し、同国 Luode Consulting が現場作業を行っているが、同評価によると、現状のノルド・ストリーム2/ Nord Stream 2 敷設作業における環境への影響は、基準値より低く、限定的である旨をレポートしている。

Munition Clearance(設備類の運用適正性)を起因とした海面下における騒音が海洋生物に与える影響については、254項目中253の測定ピーク値(最も高い値)が、基準値以下であった。

水質への影響についても限定的であり、設置作業における濁度の閾値を超えた時間は、基準値が19時間であるのに対し、6時間半であった。また、汚染濃度の増加も見られなかった。

詳しくは下記を参照のこと。

【 参照元 】
Nord Stream 2 AG | Monitoring Results of Nord Stream 2 Construction in Finland: All Impacts Are in Line with or Lower than Assessed
Sitowise | HOME
Luode Consulting | HOME