2021年5月20日付にて、三菱商事 株式会社ならびにエア・ウォーター 株式会社は、両社共同で推進する「小規模分散型LNG充填所ネットワーク構築による大型トラック物流の低炭素化手法の実証事業」が、環境省実施の「令和3年度 CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」として採択された旨、両社のウェブサイトに掲載された。

今回両社が共同開発したのは、日本初の可搬型LNG充填設備。設備を小型化することにより、同設備を輸送事業者等の物流施設にあるトラック1台分の駐車スペースに設置できるようになった。

1台のLNG充填にかかる時間は約10分。1日当たり50台~60台のLNGトラックに燃料の充填が可能。また、IoTの利用によって、LNG充填ボックス内のLNG在庫量を遠隔監視することができるため、在庫の適時適量化やLNG充填環境の安定的な運用にも有効である。

加えて、LNGのボイルオフガスを燃料とした電源自立型コージェネ発電システムを搭載しているため、大規模停電が発生した場合であっても、LNGトラックへの燃料充填が可能となっている。

詳しくは下記を参照のこと。

【 参照元 】
三菱商事 | 北海道におけるLNGトラック向け小型LNG充填設備の実証事業 環境省に採択
エア・ウォーター | 北海道におけるLNGトラック向け小型LNG充填設備の実証事業 環境省に採択