2019年6月18日付にて、国際石油開発帝石(INPEX)が、自社で排出する二酸化炭素(CO2)を都市ガスの原料として再利用する事業を開始する旨、日本経済新聞 電子版 にて報道された。

同報道は、INPEXが、新潟県長岡市の同社ガス田での、CO2を用いた都市ガス原料:メタンの生産(2030年までに約5万世帯相当分)をとおし、CO2の再生産技術を蓄積した上で、海外のガス田へと事業を拡大させていくとした内容である。日本国内において、CO2再利用による都市ガス原料の製造を事業化するのは初とのこと。

2019年6月15日~16日の2日間、長野県にて開催されていたG20 エネルギー・環境相会合では、『軽井沢イノベーションアクションプラン』として、CO2の再利用等の研究開発などについて、国際的に協力していくことが明記されている。ESG意識の高まりから、各国企業に対し、環境配慮などを求める流れが国際的にできつつある。

詳しくは下記を参照のこと。

【 参照元 】
日本経済新聞 | 国際帝石、CO2を都市ガス原料に 国内初の事業化
経済産業省 | G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合を開催しました
IEA | IEA takes part in G20 Energy and Environment Ministerial in Japan